2011年6月6日 24節気 芒種 72候 蟷螂生ず
2011年6月6日 24節気 芒種 72候 蟷螂生ず
一日過ぎちゃいましたが、昨日は24節気では「芒種」、72侯では「蟷螂生ず」でした。
芒種は、ぼうしゅ、と読みます。
この「芒」というのは、イネ科の植物の果実を包む穎(えい)にある刺のような突起のことをいいます。
稲のもみ殻をみると、ちょっとトゲってなっているとこありますよね、あれです。
このトゲっとした部分、芒をもつ植物(穀類が多いみたいです)の種を撒く季節だから、「芒種」なんですね。
でも、芒種って6月のこの時期なので、現代では種まき終わってます。
これって、この24節気が決まった頃とは、気候が違っているってことなんですかね? どうなんでしょう。
あと、芒ってススキとも読みます。あの秋のお月見に飾る植物。
このススキにも、もちろん「芒」はあります。でも、ススキに似たオギには、芒はないんです。
オギもイネ科の植物なんですけどね。不思議。あ、だからススキとオギだと、オギの方が柔らかいんですよ。
余談ですが、「芒」がとげのような突起っていう意味なら、六芒星とか五芒星は、それぞれ6つの突起をもった星と、5つの突起を星という意味なんですね。なるほどなぁと思います。